自治体経営の政策転換〔実践事例集〕
長瀬光市 著
定価(本体2,700円+税)
2023年12月15日発行
自治体経営の政策転換
【内容紹介】
 縮小時代において複雑化・多様化する地域の諸課題に対処する為、いま自治体では新しい経営政策が必要だ。本書では、自治体経営や地域づくりに筆者が政策アドバイザーとして関わってきた10の自治体の経営改革実践例を示す。

【著者紹介】
慶應義塾大学学院政策・メディア研究科特任教授を経て、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、神奈川大学法学部非常勤講師。法政大学工学部建築学科卒業。藤沢市経営企画部などを経て現職。天草市・金ケ崎町・大木町政策アドバイザー、金ケ崎町行財政改革委員会委員長、神奈川県建築士審査会会長などを兼務。専門分野は自治体経営、まちづくりなど。一級建築士。主な著書に『地域貢献』(公人の友社、2021年、編著)、『縮小時代の地域空間マネジメント』(公人の友社、2020年、共著)、『人口減少時代の論点90』(公人の友社、2019年、共著)、『縮小社会再構築』(公人の友社、2017年、監修)、『地域創生への挑戦』(公人の友社、2015年、共著)

【目 次】

はじめに

第1章 縮小時代の自治体経営改革
第1節 既成概念を乗り越える時代
第2節 地方分権の危機
第3節 自治体の現場で何が起こっているのか
第4節 自治体の「政策を変える力」と「政策を選択する力」

第2章 地方の「村」「町」が目指した自治体経営政策選択
第1節 日本一の人口を有する「滝沢村」が目指した政策選択
第2節 自立の道を選択した「大木町」が目指した政策選択
第3節 3つの禁止令による「東川町」が目指した政策選択
第4節 財政逼迫時代の「金ケ崎町」が目指した政策選択

第3章 地方の「市」が目指した自治体経営政策選択
第1節 2市8町の合併で誕生した「天草市」が目指した政策選択
第2節 1村9町の合併で誕生した「栗原市」が目指した政策選択
第3節 人口20万都市「鈴鹿市」が目指した政策選択
第4節 地方の小都市「氷見市」が目指した政策戦略

第4章 東京圏50キロに位置する「市」が目指した自治体経営政策選択
第1節 分権時代に相応しい地域内分権を目指した「藤沢市」の政策選択
第2節 新総合計画を起点に行政経営システム構築を目指した「市原市」の政策選択

第5章 自治体経営をどう変えるか

あとがき