「自治体」は誰のもの?
政策・財務・法務から考える
加藤良重 著
定価(本体1200円+税)
2022年10月5日発行
「自治体」は誰のもの?
【内容紹介】
 立川市の市民活動団体である「たちかわ・財政を考える会」が先に発行した「自治・政策・財政・条例 押さえ所—市民視点の地方自治—」をベースにして、それに加筆・修正をくわえものです。

【著者紹介】  加藤良重(カトウ・ヨシシゲ)
 1964年明治大学法学部卒業。東京・小金井市役所に入職し、福祉保健部長を最後に2001年3月定年退職。退職後東京都市町村職員研修所特別講師、流通経済大学、法政大学、拓殖大学・国際基督教大学の各非常勤講師。複数の自治体審議会等委員。現職時代から現在まで学習会・研究会活動
 著書:『自治体も「倒産」する』、『政策財務と地方政府』、『地方政府と政策法務』、『自治体政府の福祉政策』、『自治体財政破綻の危機・管理』、『なぜ自治体職員にきびしい法遵守が求められるのか』(以上、公人の友社)、『自治体政策と訴訟法務』(共編著・学陽書房)、『政策法務と自治体』(共編著・日本評論社)など

【目次】
はじめに 
   第1章 自治体の制度保障

  1 民主主義実践の場  
  2 自治体と国
  3 自治体の区分と役割
  4 議員・首長・職員の任務

   第2章 自治体政策の意義と展開

  1 問題・課題と政策
  2 政策の構造と過程
  3 補完性の原理
  4 総合的・計画的な政策展開  
  5 政策実現手法としての財務・法務 28

   第3章 政策実現手法としての財務(1)―税財源  

  1 税とは  
  2 税の区分と種類  
  3 納税義務の成立と土地の価格  
  4 税額決定と納税方法  
  5 税金の使途経路  
  6 税以外の財源

   第4章 政策実現手法としての財務(2)―予算・決算

  1 財政と財務  
  2 政策財務  
  3 自治体の予算  
  4 予算づくりの過程  
  5 決算の集計  
  6 決算の分析・評価

   第5章 政策実現手法としての法務

  1 法の意義と法体系
  2 法の機能
  3 政策法務
  4 自治立法法務
  5 自治解釈運用法務
  6 自治体争訟法務