福島大学ブックレット『21世紀の市民講座』 No.4
格差・貧困社会における市民権利擁護

金子 勝 著
定価(本体900円+税)
2009年5月18日発行
格差・貧困社会における市民の権利擁護
サブプライムローン問題に端を発したアメリカの金融危機が瞬く間に世界に波及し、まさに「百年に一度」の世界的不況がいっそう深刻化しています。他方で、所得格差拡大とセーフティネットの崩壊から、貧困化がいっそう深刻化しています。

こうした状況を前に、ここ20年以上継続してきた「新自由主義的構造改革」は《失敗》ではなかったのか、間違っていたのではないかという思いが、ようやく一般に語られるようになりました。

本書は、「新自由主義的構造改革」の失敗を当初より鋭く指摘し、その結末をきわめて明快かつ活発に説き続けてきた金子勝教授が、現在の世界的不況勃発の少し前におこなった講演の記録です。

年金崩壊、医療崩壊、介護崩壊、それぞれの悲惨な現状を実例に即して紹介し、その問題点を明らかにしていきます。

目 次

はじめに

1 「構造改革」とは何だったのか?

2 格差拡大の悪循環が起きる仕組み

3 命と健康さえ守れない
 (1)年金崩壊
 (2)医療崩壊
 (3)介護崩壊

4 どうするべきか

<フロアからの質問に答えて>


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