地方自治制度“再編論議”の深層
ジャーナリストが分析する

木佐茂男:監修
青山彰久(読売新聞編集委員)、国分高史(朝日新聞論説委員):著者
定価(本体1,500円+税)
2012年10月5日発行
地方自治制度“再編論議”の深層
本書は、「地方自治法制のパラダイム転換」研究会のメンバーによる研究会での報告をベースに、その後の動向も踏まえて執筆されたものです。

橋下徹氏と「大阪維新の会」が仕掛けた「大阪都構想」は、日本の地方制度改革の中で長らく積み残されてきた、府県と大都市の制度問題に刺激を与えました。しかし、肝心の「大阪都制度」の具体的な制度内容については、ほとんど説明されないままです。加えて「大都市地域特別区設置法」が制定されたものの、それは導入手続を定めただけで、大阪都構想の制度設計に踏み込むものではありません。一方、国の出先機関改革もいっこうに進展しないようです。
いったい「地方自治制度再編論議」の深層には何があるのでしょうか?

本研究会正式メンバーである新聞社の現役編集委員・論説委員が、現場の目を通して分析します。

目 次

はしがき

大阪都構想・府県大都市制度問題
  青山彰久(読売新聞編集委員)
 1 大阪ダブル選挙と大阪都構想
 2 ローカルな問題か、ナショナルな問題か
 3 基礎自治体、広域自治体、住民自治
 4 ポピュリズム型政治の台頭
 【質疑・討議】
 【研究会報告以後の動き】

野田政権の地域主権改革
  国分高史(朝日新聞論説委員)
 1 野田首相の国会演説での地域主権改革の位置づけ
 2 地域主権改革を進める野田内閣の体制
 3 野田政権での地域主権戦略会議
 4 2012年以降の動き
 5 民主党政権の地域主権改革の評価
 【質疑・討議】
 【研究会報告以後の動き】

座談会 出先機関改革問題・大阪都問題
      「地方分権改革」文脈での位置づけ
  阿部昌樹(大阪市立大学教授)
  人見剛(立教大学教授)
  大津浩(成城大学教授)
  木佐茂男(九州大学教授)




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