生存科学シリーズ No.3
小水力発電を地域の力で
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小林久・戸川裕昭・堀尾正靱 監修
定価(本体1,200円+税)
2010年12月10日発行
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2008年のリーマンショックとそれに連動した原油価格の驚くべき急騰は、まだ記憶に新しいところです。
これを境にして、世界のエネルギーをめぐる状況は一変し、一気に、脱原油、電気自動車(当面はハイブリッド車)の時代に入りました。
本書では、自動車を含む村や町のエネルギーを小水力で供給し、地域の再生・地域力の強化をすすめることを提案します。
現在、再生可能電力の買取制も検討されていますが、電気を「売る」ということだけではなく、まずはエネルギーの自給から考えるということも、一つの賢明な道であると思います。
何万・何十万・何百万の家庭が自給を進める新しい時代へのブレークスルーを、このハンドブックから展望していただければと思います。
(「刊行によせて」より)
目 次
刊行によせて
第1章 水のちからを知る
1 小水力の利用を考える
2 小水力は地域の力で−身近なエネルギーを考える
3 水のエネルギーを知る−脱温暖化の切り札となるエネルギー
第2章 小水力をやってみよう
ステップ1 とりあえず検討を始めよう
1 まず、なぜ取り組むのかを考える
2 妥当性を考えよう
3 どういう水かを調べる
4 候補地を選ぶ
5 地点と施設の調査
6 完成イメージ
ステップ2 小水力発電をやることを決めたら(着工準備)
7 利用と評価
8 資金調達
9 着手
10 主要手続き
ステップ3 工事の実施に向けて
11 調査・設計
ステップ4 工事を実施する
12 工事の実施
13 検査・完成と届出
ステップ5 小水力発電所が完成したら
14 運用後の届出と維持管理
資料
用語解説
要検討法規制
参考資料
あとがき |
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