おかいもの革命!
消費者と流通販売者の相互学習型プラットホームによる
低炭素型社会の創出

おかいもの革命プロジェクト 編著
定価(本体2,000円+税)
2014年3月20日発行
おかいもの革命!
本書は、JST(科学技術振興機構)社会技術研究開発センター「地域に根差した脱温暖化環境共生社会研究開発領域」に採択された「名古屋発!低炭素型買い物・販売・生産システムの実現」研究プロジェクトでの取り組み成果を軸にとりまとめたものです。

研究プロジェクトでは、現在の温暖化の要因のひとつとして、消費者・流通販売者・生産者の三者が分断(固定化)され、十分なコミュニケーションがとれていないために、バリューチェーン全体が大量生産・大量消費型となっていると考え、その解決のために、“消費者、流通販売者、生産者の相互学習型プラットホーム”を構築し、三者の対等な関係におけるコミュニケーションを通して創造的な議論を行う“共創・創発マネジメント”により、消費者のお買い物、さらにはバリューチェーン全体の低炭素型社会へのシフトを目指すことを目標とする、新しいアプローチ手法の開発を試みました。

具体的には、消費者・流通販売者と生産者からなる学習の場(「リサーチャーズクラブ」という名称のプラットホーム)を構築し、身近な買い物である食料品や日用品を中心的なターゲットとし、このプラットホームにおける対話や相互学習がどのように消費者の意識や購買行動に影響を与えるのか、同時に流通販売者・生産者の変容や経営戦略への有効性について、実際の店舗での実証実験等を通じて検証しつつ考察しました。さらには、運営や社会実験を通しプラットホームを機能させる要件などの集約も試みました。


目 次

はじめに
第1章 相互学習型プラットホーム創出の意義と可能性
第2章 実践事例1:ユニー(株)との協働事例
第3章 実践事例2:(株)ジェイアール東海高島屋との協働事例
第4章 消費者の変容:リサーチャーズクラブ・プラスの活動から
第5章 消費者の変容:消費者教育から見た一考察
第6章 購買行動の変容によるCO2削減効果の評価
     −食料品を対象として−
第7章 野菜の購買と脱温暖化シナリオ
おわりに



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