地域ガバナンスシステム・シリーズ No.6
マーケットと地域をつなぐパートナーシップ
協会という連帯のしくみ
龍谷大学地域人材・公共政策開発システム オープン・リサーチ・センター(LORC) 企画
 白石克孝 編
園田正彦 著
定価(本体1,000円+税)
2007年12月10日発行
マーケットと地域をつなぐパートナーシップ 園田正彦さんは共同研究員のひとりとして、このLORCに参加いただきました。園田さんの肩書きには、三井物産戦略研究所室長という「本業」とならんで、雑穀協会とか、トレッキング協会といった、「不思議な仕事」がならんでいます。この協会というのが実にユニークで、是非とも経験と知識を提供いただきたいというのが、共同研究員として参加いただいた理由でした。

どうユニークなのかは本書を読んでいただくしかないのですが、ここには地域おこしを考える際のヒントや秘訣が一杯詰まっています。そして研究者にとっても、例えば、いかにして新しい価値創造によってマーケットをつくるか、どうやって都会と地方が連携できるのか、マルチパートナーシップをつくっていくプロセスはどうするべきか、等々の研究テーマの研究対象事例がここにあります。
(「はしがき」より)

目 次

はしがき

はじめに
 1 理念について
 2 仕組みについて

第1部 理念について
 1 社会とはどういうものか
 2 現代社会のあり方と問題
 3 社会基盤整備において不変なもの
 4 経済において不変なもの
 5 生活・文化にとって不変なもの
―スロータウン連盟の“十戒”
 6 問題の根底にあるもの―倫理観・理念の喪失
 7 「協道(きょうどう)」の必要性―スロータウン
 8 スロータウンの基本理念
 9 スロータウンの具体的な展開

第2部 仕組みについて
 1 協会づくり=産業づくり
 2 ガーデニング産業
 3 トレッキング
 4 キッズキッチン
 5 雑穀協会
 6 ムービー協会


第3部 解題的座談会
 1 スロータウンとは何か?
 2 マルチパートナーシップという考え方
 3 やる気になる政策のデザイン
 4 行政の関わり方
 5 ビジネスを活用する
 6 地域と都会をつなぐ―協会というアプローチ



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