地域ガバナンスシステム・シリーズ No.4 持続可能な都市づくりのためのガイドブック 「オルボー憲章」「オルボー誓約」翻訳所収 |
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龍谷大学地域人材・公共政策開発システム オープン・リサーチ・センター(LORC) 企画 白石克孝・イクレイ日本事務所 編集 公人の友社 定価(本体1,100円+税) 2007年11月15日発行 |
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2002年に開催されたヨハネスブルク・サミットにおいて、世界の自治体は、総合的な環境計画・政策であるローカルアジェンダ21の実効性を高めるために、持続可能な開発を阻害する要因に焦点を絞り、具体的活動と成果に重点をおいたローカルアクション21運動を起こすことを決議しました。 またEU加盟のヨーロッパ諸国では1994年以降、「欧州持続可能な都市キャンペーン」が展開されてきました。これは持続可能な地域づくりを進めるヨーロッパ自治体の最大規模の運動になっています。本書に翻訳所収したオルボー憲章とオルボー誓約はそのマイルストーンとなっている文章です。 -中略- 日本では自治体の環境政策や環境計画づくりへの市民参加は進んできたものの、地域のさまざまな主体によって構成されるローカルアジェンダ21推進団体の未発達、計画づくりから活動への移行の不十分さ、持続的発展に向けての政策統合の不足の課題が明確になってきています。 もともと本ブックレットは、そうした日本の事態を変えていくために、「ローカルアクション21のための情報シート」として、イクレイ日本事務所と白石克孝がイクレイに参加する日本の自治体向けの参考資料として作成したものでした。 -中略- 基本的な構成は上記の情報シートを受け継ぎながらも、いくつかの資料を削除し、翻訳を改め、オルボー誓約を加えるなど、元の資料よりもアップデートした密度の高いものとなりました。 (「はしがき」より) 目 次 はしがき 第1章 ヨーロッパにおける持続可能な都市づくりの進展 第2章 ローカルアクション21に向けて ―ヨハネスブルグ・サミット以降のモットー、責務、運動 第3章 オルボー憲章の13原則 ―持続可能な都市づくりの枠組み 第4章 オルボー誓約 ―持続可能な都市づくりの取り組み 第5章 持続可能な都市づくり政策評価項目 ―2003年欧州持続可能な都市賞のための評価項目 第6章 ローカルアジェンダ21活動の評価基準 第7章 地方行政とローカルアジェンダ21 ―ローカルアジェンダ21行政の対外的役割と内部組織 第8章 フューチャー・サーチ会議 ―自治体のための市民参加手法 |