地域ガバナンスシステム・シリーズ No.12
イギリスの資格履修制度
−資格を通しての公共人材育成−
小山善彦 著
定価(本体1,000円+税)
2009年7月10日発行
イギリスの資格履修制度 LORCではこれまで、パートナーシップ型社会の形成、地域公共人材の育成、研修プログラムの社会的認証などを研究テーマとしてきました。その成果の一つとして、2009年3月に「地域公共人材開発機構」が発足したばかりです。京都地域での大学コンソーティアムが中心となり、地元自治体や民間企業、市民社会セクターも加わって、地域資格を一緒に開発し、認証するという、日本での初めての試みがいよいよ動き出すことになります。

本ブックレットは、イギリスにおける資格システムの紹介を通して、日本における資格システムの発展に貢献することを目的と目的しています。

イギリスを取り上げるには二つの理由があります。
一つはイギリスもパートナーシップ型社会を目指し、公共人材の育成に大きな社会的投資をしていること。
もう一つは、個人の自己実現やキャリアアップ、さらには公共人材の育成のために、資格が積極的に活用されていることです。

(「はじめに」より)

目 次

はじめに

1 職能資格の開発と履修制度
 (1) 職能資格の伝統
 (2) 新しい職能資格フレームワークのねらいと特色
 (3) 職能資格の開発とデリバリー
 (4) 職能資格の質保証
 (5) 職能資格への公的助成

2 大学における専門職資格の開発と履修制度
 (1) 高等教育資格のフレームワーク
 (2) 基礎学位での職能教育
 (3) 大学院における専門職教育
 (4) 大学での資格開発と質保証
 (5) 職能資格と大学資格の連携

3 公共人材育成と資格開発−ケーススタディ
 (1) 公共サービスセクターの課題
 (2) PSCのねらいと仕組み
 (3) 地域公共人材の確保
 (4) 公共人材リーダーの育成と資格開発
 (5) さいごに

4 資格を通しての公共人材育成
 (1) 揺りかごから墓場まで
 (2) 市民社会セクターによる公共人材の育成
 (3) 市民能力と経験の社会化
 (4) 仕事からの資格開発
 (5) 資格フレームワークの大切さ
 (6) 資格市場の形成

さいごに

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