地域ガバナンスシステム・シリーズ No.11
アメリカ公共政策大学院の認証評価システムと評価基準
NASPAAのアクレディテーションの検証を通して
龍谷大学地域人材・公共政策開発システム・オープン・リサーチ・センター(LORC) 企画
早田幸政 著
定価(本体1,200円+税)
2008年3月31日発行
アメリカ公共政策大学院の認証評価システムと評価基準 学校教育法は、専門職学位課程の大学院に対して、その役割の重要性に鑑み、質保証を十全に行うべきであるとの観点から、認証評価の受審を義務づけている。

「認証評価」とは、文部科学大臣が、法令上の一定の要件を具備しているとして認証した「認証評価機関」が掌る評価を、大学が定期的に受審し、その結果が社会に公にされるとともに、文部科学大臣にも報告される仕組みのことをいう。

そもそも我が国の認証評価制度は、アメリカのアクレディテーション・システムを範としたもので、専門職大学院認証評価は、同国の「専門分野別アクレディテーション(specialized accreditation)」に対応させたものである。
アメリカにおいて公共政策分野の高度専門職業人養成大学院プログラムのアクレディテーションを掌っているのが「全米公共政策系大学・大学院協会(NASPAA)」である。

本ブックレットは、公共政策を担う高度職業人を養成する大学院の質保証の領域で多大な実績を積み重ねてきたNASPAAのアクレディテーションに関わる基準と手続を提示し、その意義の検討を行おうとするものである。
またあわせて、NASPAAの最新のアクレディテーション・システムの改革動向の把握・分析を行うことも目指している。

(「はしがき」より)

目 次

はしがき

1 我が国公共政策系大学院に対する認証評価システム、第三者評価システムの不在

2 アメリカにおけるアクレディテーションの仕組みとその意義

3 「全米公共政策系大学・大学院協会(NASPAA)」のアクレディテーションの改革方向を展望しつつ
−結びにかえて−

資料1 NASPAA基本規程
資料2 公共政策分野における専門職修士学位プログラムの評価基準
資料3 自治体経営教育のガイドライン
資料4 アクレディテーションの方針
−同僚評価/アクレディテーションに関する方針と手続−
資料5 訪問調査時のインタビュー対象者別聴き取り調査事項一覧



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