本書は、法政研究(九州大学)77巻1号、2号(2010年)、4号(2011年)に掲載された、田中孝男「地方公務員の『研修』法制に関する考察−自治体における法務研修のあり方を考えるために−(一)〜(三)」の各論文と、未発表の同「(四・完)」を合わせ、タイトルほか全体を整理した研究書である。
本書は、自治体の主要幹部、組織・人事管理や研修に携わる方(公務員研修を受託する企業の方々を含む)に、特に読んでいただきたい。
また、本書が、日々自己研鑽に励んでおられる多くの自治体職員の方への応援歌となることを心から願っている。
「はしがき」より
目 次
序 章 課題の設定と本書の目的
第1章 自治体における研修の現状と評価
第2章 自治体職員の研修法制の体系
第3章 地方公務員法の「研修」の意義
第4章 条例、規則等の定め
第5章 自治体職員「研修」規定の法構造
終 章 本書のまとめと今後の展望
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