自治基本条例は活きているか!?
ニセコ町まちづくり基本条例の10年
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木佐茂男・片山健也・名塚昭 編
定価(本体2,600円+税)
2012年5月8日発行
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北海道ニセコ町が日本で最初に「まちづくり基本条例」を制定した2000(平成12)年12月、そして、翌年4月1日に施行されてから、10年を超す歳月が流れました。
この条例が全国の地方自治体に一定の問題提起を行ったことは事実であり、近時、韓国や台湾、さらに中国本土の研究者や実務家からも注目を受けたり、また、専門的な研究論文の対象にもなり始めています。そこで、中間総括として、本書をまとめました。
本書では、当初の制定期に立ち会うことができた編者3人が、この10年を振り返り、まちづくり基本条例が果たした役割、なお果たし切れていない役割、残っている課題などを、回顧的に論じています。
目 次
はしがき(木佐茂男)
第1部 自治基本条例のその後と展望
九州大学法学研究院教授・木佐茂男
ニセコ町総務課長・加藤紀孝
1 基本条例は何を変えたか
2 行政が動き続ける
3 町民視点からの検証
4 条例を生み出し、育てる
5 「自治体憲法」であるために
第2部 ニセコ町長へのインタビューから見る自治への展望
九州大学法学研究院教授・木佐茂男
ニセコ町長・片山健也
第3部 ニセコ町まちづくり基本条例10周年記念シンポジウムの記録から
自治基本条例をより深く理解したい人へ
あとがき(片山健也)
〔資料〕
ニセコ町まちづくり基本条例(本文)
ニセコ町まちづくり基本条例の手引き
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